歷史 日本史 時代史
扶桑略記
函架番号:特50-1
扶桑略記
[30]卷
扶桑集
存卷21至22 24至25 28
和 大 6册
[江戸初期]寫(寄合書)
[慶長御冩本] [紅葉山文庫]舊藏
紺色艶出表紙(28.7×21.5cm),左肩題簽を貼布し本文別筆にて(第1,5,6冊)「扶桑集」或いは(第2至4冊)「扶桑略記 幾之幾」と書す,各題簽上の右下に「幾」と記した後補紙片を貼付,右肩より貼紙し「捦」と朱書,同筆にて題簽右側に各冊貼紙し,(第1冊)「來歷志本慶長写本」,(第2冊)「此卷副本分為二三ノ両卷」,(第3冊)「廿四之巻ハ副本ノ四ノ卷/廿八ノ巻ハ同五ノ卷」,(第4冊)「副本ハ五ノ卷ナリ」,(第5冊)「副本為第七之卷」,(第6冊)「副本為第八之卷」と朱書,中央に太政官文庫蔵書票あり,綫外下方に「共六」と朱書,第3冊のみ右下に貼紙して「八十三」と書す,第1,5,6冊の綴糸に「花色表紙六」(「六」の上に「一」と墨書)「花色表紙卷七」「花色表紙卷八」と朱書した紙片を巻き付く,袋綴,副葉,楮打紙加工
巻首貞観十一年己丑/正月己未朔天皇不受朝賀停賜宴以去年閏/十二月廿八日左大臣薨也」以下(欄外に同筆にて「清和」,別筆で「扶桑集」と記す),或いは「扶桑略記第廿一/(低2格)小松天皇(題注)/深草天皇第三子母贈太政大臣正一位藤/原朝臣総継<フサツキ>女贈皇太后藤原澤子也」以下,次行より本文,毎節改行,語下夾自注(小字双行),【第1冊】(扶桑集)[日本紀略前篇十八]清和至[同後篇二]朱雀,【第2冊】(扶桑略記)第21至22,【第3冊】(同)第24,28,【第4冊】(同)第25,【第5冊】(扶桑集)[日本紀略]村上,[百練抄,後鳥羽],【第6冊】(同)[日本紀略後篇九至十]一條,[同後篇十四,後一條],百練抄第8[高倉],同第10後鳥羽[天皇]
単辺(23.2×16.5cm)有界,毎半葉8行,行字数不等,寄合書
第2至4冊のみ巻尾「扶桑略記第廿一」等
来歴志著録本,『元治増補御書籍目録』は扶桑略記の慶長寫本として二種(各3册)を挙げ,一方に「<舊題扶/桑集>」とす,6冊のうち第1,5,6冊が後者の「扶桑集」に当たるが,「扶桑集」は「日本紀略」等の抄出で,扶桑略記ではない